「市販のロッドホルダーはサイズが合わない…」「もっと自分の釣りに合ったものが欲しい!」そんな風に思っていませんか?今回は、身近な素材である塩ビパイプを使って、自分だけのオリジナルロッドホルダーを自作し、オフショア釣り用のタックルボックス(ドカットD4700)に取り付ける方法をご紹介します。
1. 材料を揃える


まずは、ホームセンターで材料を揃えましょう。今回はロッドホルダーを2本作り、材料費は合計約1,500円、作業時間は2〜3時間でした。
- 塩ビパイプ(今回はVU管・直径40mm・長さ1mを1本)
- 紙やすり
- 取り付け用のM5ボルト、ワッシャー、ナット
- 扉止め(ゴム製)
2. ロッドホルダーの長さを決めてパイプを切断する
ロッドホルダーの長さは、使いたい竿のグリップの長さに合わせて決めます。今回は1mのパイプを2本に切り分け、1本あたり30cm前後にしました。
長さを決めたら、マジックで印をつけ、パイプカッターまたはノコギリで切断します。切断後は、切り口が鋭利になっているため、必ず紙やすりで丁寧にバリを取り除いてください。

パイプを適当な長さに切断したら、ネジの位置決めをし、ドリルで穴をあけます。

今回は、スピングリールシートがしっかり固定できるように、溝もつけてみました。

ヒートガンで、熱してやると、塩ビは柔らかくなり、ハサミでも切れる具合になります。便利です。

穴あけ、溝はこんな感じです(下図)。

3. ドカットへの取り付け

次に、ドカットの側面にロッドホルダーを取り付けます。今回は左右の側面に1本ずつ、ホルダー1本あたりM5ボルト2本で固定しました(穴は約5mm)。
- 取り付け位置の決定: ロッドホルダーを当ててみて、フタの開閉や持ち運びに干渉しない位置を探します。
- 穴あけ位置のマーキング: 決めた位置にマジックで穴を開ける場所をマークします。
- 穴あけ作業: 電動ドリルで慎重に穴を開けます。
- ボルトで固定: ここでポイントなのが、ロッドホルダーとタックルボックスの間に、扉止め(ゴム製)を挟むことです。これは、とあるYouTuberの方のやり方を参考にさせていただきました。こうすることで、よりしっかりと固定できるので、おすすめです。扉止めはホームセンターで4個購入しました。挟んだ後は、ガタつきはほとんどありません。
地面と接するパイプの下端には、滑り止めと傷防止を兼ねて、溝ゴムを適当な長さに切って接着剤(塩ビ用)でとりつけました。※乾燥約1時間

ついでに、前回クーラーボックスを塗装した際の、下地材と塗料が余っていたので、塗装してみました。

使用したのは、「ミッチャクロン」と「クリエイティブカラー 色:艶消し スチールグレー」です(下図)。


【重要】作成時の反省点
今回のDIYでは、以下の2つの反省点がありました。
- ネジの位置: 何も考えずにネジを打ち込んだところ、ボックス内の内箱とネジが干渉してしまい、内箱がうまく閉まらなくなってしまいました。これからロッドホルダーを取り付ける方は、内箱と干渉しない位置にネジを取り付けるように注意してください。私は、ネジ穴の位置を内箱に当たらない高さまで下げて、付け直しました。
- 切れ込みの有無: リールシートをしっかり固定しようと、塩ビパイプに切れ込みを入れました。しかし、実際に船の上で使用してみると、竿が傾いてしまうため、かえって使いづらいと感じました。ただし、釣竿を持ち運ぶ際は、しっかりと固定されるので便利でした。
切れ込みを入れるか入れないかは好みの問題ですが、最初のうちは切れ込みを入れなくても良いかもしれません。必要に応じて、後から加工していくことをおすすめします。

仕上げと取り付け

パイプの表面は、前回クーラーボックスを塗装した際のスプレー塗料の余りで色をつけました。こうすることで、余った塗料を無駄なく活用できるだけでなく、タックルボックスとクーラーボックスに統一感が出て、見た目もバッチリです。
約2年使ってみて
取り付けてから、およそ2年が経ちました。船の上でロッドを一時的に立てておけるのと、持ち運ぶときに手が空くのが便利で、今も重宝しています。
- 塗装:はがれはあるものの、許容範囲
- パイプ:今のところ割れはなし
- ボルト:サビは確認できていません
- 溝ゴム:外れやすいのが難点
作り直すとしたら、変えたいところは2つです。
1つ目は溝。もう少し浅くするか、なくても良さそうです。オフショアのロッドはグリップがドカットの高さより長いため、船上に置いたときには、溝がリールシートを支える役にあまり立ちません。ただ、持ち上げて運ぶときはリールシートが少し固定されるので、その点は安心です。
2つ目は溝ゴムの付け方。接着剤の種類を変えるか、別の固定方法を考える必要がありそうです。
自作したロッドホルダーは、市販品にはない愛着が湧きますよ。さあ、あなたも自分だけのオリジナルロッドホルダーを作って、より快適な釣りの時間を過ごしてみませんか?
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